2019.12.27

冬のヒートショックを予防する

家での死亡事故につながる恐れも！
「ヒートショック」って何？

寒い冬の夜、脱衣所で鳥肌を立てながら衣服を脱ぎ、熱いお風呂に入る。思わず「ふぅ～」と声が出るほど心地よい瞬間ですが、実はこの時、体に大きな負担がかかっていることをご存じですか？

暖かい居間から寒い脱衣所に移動すると、体が熱を逃さないようにしようと血管が収縮し、血圧が上昇します。そして寒い脱衣所から熱いお風呂に入ると、血管が広がり血圧が急に下がります。この、急激な温度変化に伴って血圧が大きく変動することを「ヒートショック」といいます。

ヒートショックが起こると心臓に大きな負担がかかってしまい、健康に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には、不整脈、失神、さらには脳卒中や心筋梗塞など、命をおびやかす重大な病気を引き起こす恐れがあります。

冬は入浴中の死亡事故が増えますが、その原因の多くはヒートショックが関係しているといわれ、その死亡者数は、交通事故による死亡者数をはるかに上回るといわれています。

ヒートショックを予防するには、どんな対策が効果的でしょうか？対策のひとつとして、家の中の温度差をできるだけ少なくすることが挙げられます。

家の北側などにあり、居間など暖かい部屋との温度差が大きくなる場所は、浴室やトイレ、洗面所などの水まわり付近です。それらのスペースに小型の暖房器具を置き空気を暖めることで、温度差が小さくなりヒートショックが起こりにくくなります。

浴室内も、暖房器具を使ったり、浴槽のふたを外したり、洗い場に熱いシャワーをかけたりして暖めると温度差を小さくすることができます。また、お風呂の温度を40℃程度の熱すぎないお湯にすると、心臓への負担を軽減できます。

「家の中の温度差をできるだけ小さくする」というヒートショック対策を標準で採用しているのが、スモリの家です。

スモリの家は高気密・高断熱、さらに24時間365日の全館空調システムが稼働しています。だから、玄関から廊下、リビング、お風呂やトイレの中まで、すべての空間のすみずみまで一定の快適温度＆新鮮な空気で満たされています。

その快適さを例えるなら、“どこにいても5月の朝のような清々しさ”。24時間換気によるきれいで新鮮な空気が、陽だまりのような柔らかい暖かさをまとっているのです。ヒートショックを予防して家族の健康を守るだけでなく、深呼吸したくなるような爽やかさなんですよ。

段差がない家を「バリアフリー住宅」といいますが、スモリの家は空気の段差もなくした、ヒートショックが起こりにくい家です。これが本当の“バリアフリー”だと、スモリは考えています。

全館空調システムは、スモリの家の住宅展示場でも稼働しています。「5月の朝の空気ってどんな感じなの？」と思われた方！ぜひ展示場をすみずみまで移動してみて、実際の心地よさを体験してみませんか？

04April